ジアミンアレルギーでも天然100%ヘナのハナヘナはできるのか?

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ハナヘナでジアミンアレルギーでも白髪染めができるのでしょうか?

このような問い合わせは、ここ3,4年で急増していて、
特に格安カラー専門店も川口市やさいたま市にも増え、そこを利用されたことが
あるかたから、多くの問い合わせがきます。

そのなかでも、オーガニックカラーといわれるものをやっていたのに、
髪が傷んだり、頭皮のかゆみが2,3日続いたりなどの症状があたっりなど、
アレルギーとは隣り合わせにあると考えたほうがいいです。

 

では、今回の質問内容にまずお答えします。

答えは、

ジアミンアレルギーでも天然ヘナはできます!!!

正確に言うと、植物アレルギーなどない限りは問題なくできるのですが、
ヘアカラーでアレルギーが出てしまった場合などは、
ジアミンだけでなく、その他のものにも反応しているケースもあるので、
ヘナ染めする際は、パッチテストでご相談来店をしてください。

 

ジアミンアレルギー意外にもアレルギー反応もあるので、
ピンとこない方のために書いていきます。

 

ヘアカラーが起こす健康被害(身体への悪影響)と原因

健康被害というと深刻にかんじますが、医療用語でいうとヘアカラーで起きる(症状)になります。

またアレルギーの原因として代表的なな例がふたつになります。

  • アレルギー性接触皮膚炎
  • 刺激性接触皮膚炎

原因と症状が違うので分けて解説させていただきます。

 

アレルギー性接触皮膚炎の原因と症状

ヘアカラーというと名称やメニュー名も各サロンで多少違いがございますが、
代表的な名称を・・・
ファッションカラー、おしゃれ染め、ヘアダイ、白髪染め、明るい白髪染め等・・・
上記の名称のものは、(アレルギー性接触皮膚炎)を起こす可能性があります。

 

これらのカラー剤に共通している成分が、酸化染料といわれるもので
ジアミンと表記されています。

  • パラフェニレンジアミン
  • 硫酸トルエン2.5-ジアミン
  • パラアミノフェノール

上記が主な原因成分です。

このジアミンに接触することでアレルギー反応を起こして、
皮膚炎の症状がおきます。
症状も様々で、かゆみ、赤み、腫れ、滲出液、顔全体の腫れ、瞼の腫れなど。

ひどいケースですと呼吸器までにも影響もあるので注意が必要です。

カラー施術後48時間で症状もひどくなるケースも多く、
そのあとに再度カラーを継続されると、血圧低下や、蕁麻疹、呼吸困難など
重症化します。

 

刺激性接触皮膚炎の原因と症状

カラー剤に含まれる刺激物質が頭皮や皮膚へ付着し起きる症状です。

カラー剤は基本的に1剤と2剤というものを混ぜて使用しますので、
1剤に反応をしなくてもまれに2剤に反応されてる方もいます。

また、アレルギー反応がなくても、もともとの皮膚が弱く敏感肌の方や、
短期間で頻繁にカラーを繰り返す方に起きる可能性が高いです。
このケースはアレルギー性接触皮膚炎とは違い誰もが起こりうる可能性があります。

 

カラーの施術中に、頭皮がピリピリと痛みやかゆみが感じるようでしたら
刺激性接触皮膚炎をおこしやすい状態と考えられます。
カラーを塗る際の刷毛などによる、外部からの刺激も
発症する原因の一つとしてかんがえられています。

 

美容室でやる意味は美容師の施術で皮膚炎を回避できることも

美容室で美容師が施術すれば、全てではございませんが皮膚炎のリスクを回避できる
可能性もあります。
問題が解消できればストレスなくヘアカラーを楽しむことができるので、
そのための具体策をご紹介します。

 

まずはパッチテストと問診を行う

パッチテストを行うと、アレルギー性接触皮膚炎なのか刺激性接触皮膚炎なのか
原因がより明確になります。

頭皮にかゆみや痛みをかんじたらそのままにせず、何が原因なのか
突き止めることで具体的な解決方法がわかります。

基本的にパッチテストはどこの美容室でもおこなってくれます。
初めてのカラーリングをするときや、カラーのたびに頭皮に炎症が出る場合は
美容師に伝えパッチテストで原因確認を行ってください。

 

アレルギー反応がないからヘアカラーをする

パッチテストでアレルギー性接触皮膚炎が確認されると、通常のヘアカラーは使用できません。
天然ヘナやヘアマニキュア等でジアミンが一切入っていないものを
使用することが推奨されます。

稀にヘナやマニキュア等でも反応をするかたがいますので、パッチテストはすべて行う事を
推奨します。

 

また、アレルギー反応は確認されなく、刺激性接触皮膚炎のみの疑いでしたら、
頭皮にカラー剤を付けないようにすることで、カラーをすることも可能です。

美容室では、【ゼロテク】【ゼロタッチ】【コームオン】という名称で頭皮につかないような
施術もできます。

 

頭皮につけずにカラーをする

先ほど書いた、【ゼロテク】は頭皮につけずにカラーを行うテクニックの一つです。
このサイトでは【ゼロテク】という名称で統一します。

ゼロテクを用いてカラーをすることで、
下記の悩みがあるかたに非常に有効的です。

敏感肌、痛くなる、ヒリヒリする、痒くなる、しみる、かぶれ、湿疹、等

 

低刺激の薬剤を使用したとしても、カラー施術の間隔が短いと頭皮への負担も
それだけ積み重なります。
頭皮に不安を感じたり症状の兆しが見えたら真っ先に美容室に相談することで、
ゼロテクなどの案も相談できるので話をしましょう。

 

 

月に何回くらい大丈夫でしょうか?

カラーリングの間隔についてよくお話しをいただきます。

これに関しては明確な回答もできないのですが、
先ほども書いているように、頻度が上がれば頭皮への負担、髪への負担も
必然的に増えます。

 

当店に来られる方で最短でも3週に一回のペースでご来店いただいております。
2週に一回でも大丈夫なかたもいますが、やはり負担を考えると3週がベストではないか
と考えております。

 

以前、月に3回施術される方がおりました。
その方は、急に頭皮があれるようになりカラーの頻度をまずは減らしていただくことを
提案したところ、症状が改善されたケースもございます。

気軽にカラー剤が手に入る時代ですが、月に何回できるということではなく、
頭皮の状態をみながら、美容室で確認しながらヘアカラーをすることが
一番の安心です。

 

 

季節の変わり目や体調変化で頭皮があれているとき

季節によっても頭皮の状態は変化します。
乾燥していたり、紫外線が強くなったりと周辺環境でも
影響をうけます。

例えば、夏は汗をかくのでシャンプーの回数も増えたり、冬よりもゴシゴシ洗ったり
などで無意識で頭皮を掻き壊している場合もあります。

ここにカラー剤が付着し、普段は大丈夫なはずのカラーでかぶれたり、しみたりするので
非常に注意が必要です。

冬の乾燥の季節も同じで、頭皮が乾燥し痒くなることで、無意識に掻いていることが増えます。
その際、肌の角質がはがれてしみる原因のひとつにもなるので、頭皮の保護は必要となります。

 

また、体調不良や寝不足で肌のコンディションが低下している場合も
同じくしみる原因になるので、いまいち体調がすぐれない場合は
注意をしてください。

 

抜け毛、薄毛の影響

カラーの間隔が短く頻繁にやられている方が心配になられる質問で
一番多いのが抜け毛や薄毛への影響です。

抜け毛の原因は、ほとんどが加齢によるホルモン低下の影響が一つです。
カラーを繰り返すと頭皮や髪へダメージがあるので、
例えば、髪のハリコシや抜け毛、薄毛への影響もゼロとは言えません。

この負担を減らす方法として、天然ヘナで染める方が多いのも理解できます。
カラーの間隔を長くしたり頭皮へ薬剤を極力つけないように
施術することを推奨します。

 

天然ヘナは大丈夫なの?

天然ヘナなら大丈夫!!と一概にはいえませんのでパッチテストは必須です。

ただ、書いてきた通りでヘアカラーによる成分でのアレルギー反応はないので、
沢山の方がヘナによる白髪染めをされています。

薬剤による頭皮と髪へのダメージもゼロなので、髪のハリコシ感や頭皮の正常化、炎症の防止
に非常に重宝されています。

今現在、アレルギーの原因因子は多岐にわたっていますが、
一つでも、ストレスとなる原因を解決することで、先々の頭皮や髪の健康を考えていけるのも
天然ヘナの魅力の一つです。

 

まずは、パッチテストでのご相談を推奨します。

最後に・・・

美容室でカラーを任せることでトラブルを回避できます。
もちろん全てではありません。

アレルギーに関しては防ぎようがなくやはり医療機関への相談をお勧めしています。

しかし、しっかりと薬剤へのアフターフォロー処理をしたり、
技術で対応することにより、ひとつでも原因を防げることもできます。

また、カラーの実施サイクルなど頭皮の状態を把握できるのは美容師であり、
我々美容室側の義務でもあるのです!

お店のシャンプーもしっかりとできるので、家で流すよりもしっかりと処置ができます。

カラーによるトラブルを少しでも減らせるようお互いにしっかりと連携できる
美容師を見つけて、お任せすることをお勧めいたします。

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